
今年度はホームステイの受け入れ家庭で仏語はおろか英語での会話レベルが極端に低くても、FFJEの日本人学生が一緒にホームステイするプログラムであったため、通訳同行という格好になりフランス人学生とコミュニケーションを取ることができた。
しかしながら、全ての会話を日本人学生を通してというわけにもいかないので、カタコトの英語でフランス人学生と直接やりとりをする場面も多々あった。家に招いたAnneは愛想が良く食事の面でも好き嫌いがなかったので受け入れに際して苦労する場面や、文化のギャップで面食らうような場面は皆無だった。また、同行の小林さんもAnneとのコミュニケーションが円滑で、彼女たちの間にもストレスがあるようには見受けられなかった。
滞在が1泊のみだったことも様々なギャップによるストレスを感じさせる場面がなかった要因かもしれない。
今年度は学生たちの金銭的な負担がゼロでのホームステイであったので、クレームを言うべき権利がないと考えていたのかもしれない。費用負担を伴うフランス人学生のホームステイでは、(滞在する部屋の)掃除がされてないなど色々なクレームが(強い口調で)出ているらしく、受け入れ側に対して注意事項を明文化するなど受け入れ実績のあるところからヒアリングをするなどして対応を進めていく考えである。

食事に関して受け入れ先の方に話を伺ったところ(前もってアレルギーなベジタリアンの告知のあった学生以外は)、さほど注意するところはなかったそうだ。海苔は食べさせるべきではないという情報があったが、夕食時に手巻きずしや握りずしを出したところ美味しい美味しいと食べ、翌日に体調を崩すこともなく過ごしたようだ。
一軒の受け入れ先からは日本人学生を通してもコミュニケーションがうまく取れず、あれこれ食事を並べても箸を付けてもらえなかったりと、ストレスの溜まる一夜であった話を聞いたが、こればっかりはどうにも個人差もあることなので、悪い1例をもって全部をそう捉えることは避けたいところである。学生のパーソナリティと受け入れ先のスタンスをマッチングさせるに至るまでは相当な実績の積み重ねが必要になると思われる。

そしてまた今年度は、東京を出て金沢の小旅行を経て飯田に来るスケジュールだったため、さすがに若いとはいえ学生たちも疲れていたようで夕食後は早めの就寝だったようだ。今後は、いま地域で推している星空を見せたいなどの企画も考えられるが、そのへんも体調との兼ね合いになってくるかと思われる。いずれにせよ、全員無事で3日目の研修先に揃ったのはよかった。

