
当会理事の(株)平安 田中より説明いたしました。仏語通訳はFFJEの清水君です。
毎年8月12日~15日まで行われるお盆の習慣が全国的に行われていることに触れたのち、飯田下伊那地区で亡くなった方が初めて迎える新盆の習慣について、実際に使われている祭壇やお盆の飾りなどを見せながら解説しました。

全国的にみて、この地区は新盆供養を特に手厚く行う地域であり、ご家族・親戚だけでなく友人・知人も各家庭に来ることや、本来は仏教の習慣であるが神道で葬儀を行った家庭でも同様のことを行っていることを説明。その背景には、日本人の故人に対する愛情が、形になっているのではないかとお話しました。加えて、日本の葬儀に関わる色々な儀式は、気持ちの整理や近親者の死で傷ついた心を癒す効果があることもお伝えしました。

お盆月の8月に来られたこともあり、このテーマについての時間をもうけましたが、宗教の話からさらに地域文化に踏み込んだ話であったため、どの程度理解されたのか、講師として手応えを感じることが難しかったようです。ただし、学生のアンケート回答では、関心を持ってもらえた様子もあり、何らかの印象は残ったのでしょう。
お盆の習慣を含めて宗教に関しては、学生が何を知りたかったのかもう少し事前に把握できていれば、より内容が深くなったと思われるので、次年度以降の改善点になろうかと考えます。
また、この時にフランス人学生で体調を崩された方がいました。飯田に来る前から日程がタイトであったことが主な原因と思われます。この点も踏まえて、受入れ日程と内容のバランスに余裕を持たせることも大切だと感じました。

